2009年10月1日 大学生の労働組合観に関するアンケート調査の結果について―意識に変化? 予想以上に高かった大学生の労働組合に対する共感―労働運動総合研究所(労働総研) ○派遣切りや内定取り消し、賃金不払いなど、深刻化する雇用・労働情勢のもと、権利侵害にあった労働者が労働組合に結集し、立ち上がる姿がしばしば報道されるようになっている。長期にわたる組織率低下の背景として、"青年の労働組合離れ"があると言われてきたが、ここにきて労働組合の現場では、青年層からの労働相談と加入が増えているとの感触もあがっている。 ○ 学生1200人を対象に調査 ○ 大部分は組合について「聞いたことはある」程度 ○ 情報源は、メディアと学校教育 ○ 「必要だ」「役に立つ」などの項目ではプラス・イメージが5〜7割 ○ 7〜8割は「ダサい」「怖い」「迷惑だ」と思っていない ○ 「面倒くさそう」は、肯定・否定がほぼ同数 ○ 4〜7割が加入の意向を示している ○「知っている」と回答した学生の場合、「ぜひ加入したい」が25〜27%と多くなる ○労働総研・若手研究者研究会では、同趣旨のアンケートを、今後も継続的に実施していく予定である。 以上 |